診療科・部門

透析センター

一人ひとりにあった透析を

  • 透析専門医の治療はもちろん、他の必要な専門医療がいつでも受けられます。
  • 通院困難や体調不良になったときは、必要に応じて入院治療していただけます。
  • 透析の導入期から在宅復帰、外来維持透析までトータルでお手伝いいたします。
  • 脳卒中や骨折後の急性期・回復期リハビリテーションを行えます。

概要

透析センターでは急性腎不全、慢性腎不全の導入期、そして維持透析治療を行います。腎臓・透析患者さんは心臓・血管疾患の進行する可能性が高く、それら合併症の早期発見と治療も他科との連携で推進しています。合併症の進行を防止するために、オンラインHDFによる治療も行っています。

高齢、長期透析、合併症などにより通院が困難になってきた患者さんに対するリハビリテーション、または入院での治療のご相談もお受けいたします。他の施設で維持透析をしたいと考えている方、旅行で一時的に透析施設を利用したい方など、お気軽にご相談ください。

透析治療床数

24床

血液透析装置

24台

透析時間

  • デイHD 8:30~15:00
  • セミナイトHD 13:45~19:00

休診日

日曜日

入院透析のご相談

0467-83-909(医療社会サービス部・直通)

Email:msw@fureai-g.or.jp

通院(旅行)透析のご相談

0467-58-2700(透析センター・直通)

送迎に関するご相談

0467-83-9111(総務課 担当:渡邉)

Email:shonantoubu@fureai-g.or.jp

透析室[写真]

特徴

[図]

通院透析

月~土まで午前透析・午後透析を西館1階の透析センターで行っています。

透析専門医 等の専門資格を持ったスタッフが治療を行います。また、定期的にカンファレンスや院内研究会を実施し、患者さんの病態把握に努めています。

入院透析

自力で通院困難な方など入院透析ご希望の際は、いつでもご相談ください。総合病院のメリットを生かし各種検査や他科の治療も含めて全身を把握したうえでの治療を提供いたします。また、透析を行いながらのリハビリテーションは当院の得意とするところです。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士合わせて30名のスタッフで1日も早い自宅復帰・社会復帰を目指します。教育入院(食事・インシュリンなど)も行っています。

オンラインHDF

厳重な水質管理を行った透析液を補液にも使用し、合併症対策などを考慮した透析方法を導入しています。

お食事

透析にかかる時間は長く、終わったと思ったらもう食事の時間。ご希望の方にはお食事を1食600円で召し上がっていただいています。例えばおかゆ食やキザミ食など、ご希望によって食事内容の一部変更も可能です。季節の行事にちなんだイベント食、クリスマスやお正月も特別メニューでお楽しみいただけます。

無料送迎

ご来院には透析患者様専用の無料送迎バスサービスをご利用いただけます。行き、帰りともご自宅近くまでマイクロバスで送迎させていただきます。お気軽にご相談下さい。

※車椅子の方の場合は付き添いが必要です。

※ご利用にあたり、事前にご相談下さい。

ご相談電話

0467-83-9111(湘南東部総合病院 代表)

心エコー

心臓の動きや冠動脈の状態の評価をします。

透析患者さまは、動脈硬化がある方がほとんどです。

特に虚血性心疾患が多く、異所性石灰化による弁膜症や透析に必要なシャントの影響で心臓にかかる負担が大きくなり心不全を起こしやすくなります。

腹部エコー

腫瘍の有無だけでなく、その大きさや深達度も調べることができます。この検査では、肝臓、胆のう、腎臓、膵臓、膀胱、前立腺、子宮や卵巣が対象になります。

透析患者さまは、腎臓にのう胞が出来やすく、透析期間が長いほど合併率が高くなります。

骨密度

透析患者は骨量減少により骨折を起こしやすく、それによりADLの低下や生命予後の悪化を起こす可能性があります。

検査することで、骨粗鬆症の治療等に繋がります。

ABI(動脈硬化をみる検査)

足首と腕の血圧比から血管の硬さを調べる検査です。全身の動脈が硬くなっていないか、また細くなっていないかを調べる検査の一つです。

腹部造影CT検査

病気の発見や腫瘍の良性・悪性、進行度などの鑑別、血管性病変(動脈瘤・解離・出血・血栓症など)のエコーではわからない、細かい部分を知ることが出来ます。

内視鏡検査(胃カメラ)

胃・十二指腸の血管異形成の頻度が高く、潰瘍や出血を起こしやすく、憩室炎や虚血性腸炎も生じやすくなります。

検胃の中の観察だけでなく、病変があれば組織検査なども出来ます。

バースデー検査について

当院ではバースデー検査といい、誕生月の年1回検査を推進しています。

心エコー、腹部エコー、ABI、骨密度、腹部造影CT、胃カメラの6種類です。

基本的には受けていただきますが、希望しない場合は医師へ相談もできます。

どの検査も透析治療の評価につながり、合併症の早期発見にも役立ちます。

当院のサポート体制について

様々な職種、部署と連携を図っています。些細なことでもたくさん相談してください。

[図]

担当医師・スタッフ

透析スタッフ[写真]
北川 章充[写真]
北川 章充きたがわ あきみつ

腎臓内科 診療科長

専門分野

慢性腎臓病(CKD)、急性腎障害

資格
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本腎臓学会専門医・指導医
  • 日本透析医学会専門医
  • 臨床研修指導医
  • 医学博士
医師コメント

腎臓病の治療は、医師だけでなく看護師や栄養士といったコメディカルや患者様自身の協力も必要です。

その中で、患者様やご家族のニーズ、状況に合わせた治療を提供できればと思っています。

徳田 崇利とくだ たかとし
資格
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本透析医学会透析専門医
医師コメント 維持透析の患者様だけではなく、保存期腎不全の方の治療も行っています。
患者様ひとりひとりの話をよく聞き、共に考え、丁寧な説明を心掛け、心身ともに快適な医療が受けられるお手伝いができるよう努めてまいります。
斎藤 明さいとう あきら
資格
  • 日本透析医学会専門医・指導医
医師コメント