取り組み・医療安全・感染制御
取り組み
職員の行動基準
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- 使命
- 湘南東部総合病院の理念を基本として、地域の人々の幸せに役立つ保健・医療・福祉・教育を保証するために、専門職的で倫理的な医療を行うべく最大限の努力を尽くす
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- 地域医療への貢献
- 湘南東部総合病院の医療機能を地域の医療体系に連携し、効率的な医療サービスの成果を挙げることに努める
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- 研修と教育
- 医療従事者としての研修に励み、湘南東部総合病院として提供できる医療水準の向上と後進の教育に努める
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- 医療記録と守秘義務
- 医療記録を完備し確実に管理するとともに、医療上知り得た個人の秘密は厳守する
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- 管理運営
- 患者様中心の医療の心構えを堅持し、湘南東部総合病院が地域社会に必須の医療施設として存続できるよう、公正で合理的な管理運営に努める
入院診療計画書、院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策、栄養管理体制、適切な意思決定支援、身体拘束最小化について
当院では、入院の際に医師をはじめとする関係職員が共同して、患者様に関する診療計画を策定し、7日以内に文書によりお渡ししております。
また、厚生労働大臣が定める院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策、栄養管理体制、適切な意思決定支援及び身体拘束最小化の基準を満たしております。
医療安全・感染制御
医療安全管理
当院では、患者さまに安心・安全な医療を提供するために、医療安全の確保を最重要課題の一つと位置づけ、以下の方針のもとで医療安全管理に取り組んでおります。
- 患者さんの安全を最優先に、全職員が協力して医療安全の確保に努めます。
- 医療事故の未然防止に努め、発生時には迅速かつ誠実な対応を行います。
- 医療安全に関する教育・研修を定期的に行い、全職員の意識と知識の向上を図ります。
- 医療安全に関する情報を積極的に収集・分析し、改善に活かします。
- 医療安全管理者を中心とした「医療安全管理委員会」を設置し、全院的な安全対策を推進します。
- インシデントやアクシデントは速やかに報告され、分析・再発防止策が講じられます。
- 医療の質と安全の向上のため、継続的なモニタリングと改善を行います。
感染制御
当院では、理念に基づき、患者の皆様に安全で快適な医療環境を提供するために全職員が院内感染対策を理解し、医療の現場で実践しています。
また、安全な医療サービスを提供できるよう感染対策指針に基づき、下記の取り組みを行っています。
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- 院内感染対策に関する基本的な考え方
- 感染対策は、患者の安心・安全を確保する為に必要不可欠です。湘南東部総合病院の職員は、医療関連感染の発生を未然に防ぐ事、また、発生した医療関連感染が拡大しないよう速やかに制圧、終息に努めます。
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- 院内感染対策のための組織に関する事項
- 湘南東部総合病院院長は、感染防止対策部門として、感染防止対策室を設置し、その構成員より感染制御チーム(ICT)及び抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の専門家集団を組織します。また、院内感染防止対策委員会(ICC)を設置し、病院長を含め、各部署の責任者を配置し、感染対策の組織化を図っております。
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- 院内感染対策に関する職員研修に関する事項
- 感染制御チーム及び抗菌薬適正使用支援チームにより、年2回以上の全職員対象の研修の実施致します。また、必要に応じてその他の感染対策に係る研修を行い、職員の感染対策の質と向上を図ります。
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- 感染症発生状況報告に関する事項
- 感染症法に定められた感染症発生届の他、週1回程度耐性菌等に関する感染情報レポートを作成し、感染制御チームでの検討を行います。検討内容に基づき、院内感染防止対策委員会や感染リンクスタッフ会議報告し、現場へフィードバックして、感染拡大防止に努めます。
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- 院内感染発生時の対応に関する事項
- 耐性菌等感染症の発生又は疑われる場合は、感染制御チームが経路別予防策など感染対策に介入致します。また、必要に応じて、連携する病院や施設その他の相談・指導にあたります。重大な感染症の発生時は、茅ヶ崎市医師会・茅ヶ崎市保健所へ報告・相談し、速やかに連携を図ります。
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- 抗菌薬適正使用に関する事項
- 抗MRSA薬や広域抗菌薬に関しては、届出制を取って使用量を監視しています。抗菌薬適正使用支援チームは、抗菌薬の使用状況と効果を確認しながら院内で抗菌薬が適正に使用出来るよう相談業務を行っています。
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- 患者等からの感染対策指針の閲覧に関する事項
- 感染防止対策に関する取組事項は、院内の見やすい場所に掲示いたします。患者及び家族などから閲覧の求めがあった場合は、これに応じます。
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- 地域連携に関する事項
- 感染対策向上加算1施設として、同加算2及び加算3を取得する施設、外来感染対策向上加算施設に関して、感染対策に関する質問や相談を受け、助言いたします。また、茅ヶ崎市医師会・茅ヶ崎市保健所と連携を行い、すみやかに情報の共有を行います。そして、湘南地区の感染対策向上加算1施設(2022年度12病院参加)と連携し、近隣地域と連携致します。グループ病院の強みを活かして、広く感染防止対策に関する活動を行います。
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- その他院内感染対策推進のために必要な基本方針
- 感染防止対策推進の為「院内感染防止対策マニュアル」を作成し、病院職員への周知徹底を図り、最新知見に基づき、年1回以上マニュアルの改訂を行います。