各種健診・脳ドック・予防接種
脳ドック
脳ドックとは…
国民病とも言われ、日本人の死因の上位を占めるのが「脳卒中」。その多くが何の前ぶれもなく突然発症し、たとえ救命できた場合でも片麻痺や失語症などの後遺症が残り、社会復帰や家庭復帰が難しい病気の一つです。
また、超高齢社会を迎えた今日、65歳以上の6人に1人が「認知症」にかかっており、今後もますますその頻度は増えていくとされています。
これらは国民の大きな関心事となっており、「脳卒中」や「認知症」を早期に発見し、予防をすることが喫緊の課題であるとされています。そして、これらの疾患が大事に至らないようにするためにも、日常の自己管理はもちろんですが、定期的な検診による早期発見・早期治療が何よりも重要です。
脳ドックとは、「脳卒中」や「認知症」を早期発見することを主目的とした検診システムのことです。
当院の脳ドックは特に脳卒中などの危険性の有無を、常に最新のMRIなどの検査機器を用いて検査実施しています。
検査結果は脳神経外科専門医が責任を持って判定、治療を行っております。
脳ドックの目的
- 未破裂脳動脈瘤を発見して、クモ膜下出血の防止に努める
- 無症候性脳梗塞を発見して、症候性脳梗塞の発症を減らす
- 認知症を早期発見して、重症化を防ぐ
- 動脈硬化の危険因子を発見して、脳卒中全般の予防を開始する
そして、もしも異常が検出された場合は、患者には分かりやすく状態をご説明したうえで、必要な処置、希望される場合は他院への紹介、あるいはセカンドオピニオンへの情報提供を積極的に行っていく所存です。
異常への対応など、脳ドックのガイドライン2019(日本脳ドック学会)に準拠しています。
脳ドックのご案内
脳の疾患は発症してしまうと取り返しのつかない事も少なくありません。
最近では、病変を発症前に発見することで「積極的な予防処置」が可能になっています。クモ膜下出血や脳梗塞、脳出血などの無症状の脳疾患を早期に発見し、発症や進行を防ぎます。重大な結果を招く前に脳ドックを受診されることをお勧めします。
このような方に脳ドック健診をお勧めします
- 脳の病気のリスクを考えている方
- ご自身の脳の状態を知りたい方
- もの忘れがひどくなった方
- ご家族に認知症や脳梗塞、脳出血などある方
- 高血圧症、糖尿病などある方
- 脂質異常症、肥満傾向の方
- 飲酒や喫煙をされる方
- 頭痛、めまいなどが気になる方…など
医療機器
SIEMENS MAGNETOM 3T
VSRAD(早期アルツハイマー型認知症診断支援ソフト)
当院が脳ドック施設に認定されました
2020年4月1日、湘南東部総合病院は一般社団法人日本脳ドック学会から脳ドック施設に認定されました。