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肥満症治療薬のウゴービ®の処方について
当院は肥満症治療薬のGLP-1製剤である「ウゴービ®」を処方可能な医療機関です。最適使用推進ガイドラインを遵守して保険適用で肥満症治療に用います。
お問い合わせが多いため、肥満症治療にあたっての留意事項を以下記載いたします。
✅対象となる方:
高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかの診断を受けており、以下の①あるいは②を満たす方。
① BMI 35 kg/㎡以上
② BMI 27 kg/㎡以上であり、かつ2つ以上の肥満関連健康障害(※)を有する
※肥満関連健康障害とは
- 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
- 脂質異常症
- 高血圧
- 高尿酸血症・痛風
- 冠動脈疾患
- 脳梗塞
- 非アルコール性脂肪性肝疾患
- 月経異常・不妊
- 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
- 運動器疾患
- 肥満関連腎臓病
✅肥満症治療にあたっての留意事項:
- ウゴービ®皮下注は、週1回ご自身で腹部に皮下注射する製剤です。
- 厚生労働省の「最適使用推進ガイドライン」に沿って、GLP-1製剤を使用する半年前より、管理栄養士による栄養指導を2ヶ月に1回以上の頻度で継続してお受けいただきます。このため、GLP-1製剤を投与可能となるのは当院初診時より半年後以降です。
- GLP-1製剤を投与開始後も、1~2ヶ月毎に診察および栄養指導を継続します。
- ウゴービ®皮下注の最大投与期間は68週間です。(今後変更となる可能性もあります)