お知らせ

お知らせ一覧

一次脳卒中センター(PSC)に認定されました

このたび、当院は「一次脳卒中センター(Primary Stroke Center:PSC)」として認定されました。

脳卒中は突然発症し、命に関わるだけでなく、後遺症を残す可能性の高い疾患です。発症から治療までの時間が早ければ早いほど、良好な回復につながることが知られています。

当院では、

☑24時間365日、脳卒中専門医を中心としたチーム体制

☑CT・MRIなどの画像診断機器を活用した迅速な診断

☑血栓溶解療法(t-PA静注療法)、血管内治療への対応

☑急性期から回復期、リハビリまで切れ目のない医療提供

を整備し、地域の皆さまに「安心して命を託せる病院」を目指しています。

今回のPSC認定は、こうした体制が公的に評価されたものであり、地域の皆さまに安心をお届けできる大きな一歩と考えております。

今後も地域の医療機関と連携しながら、脳卒中の救急・急性期医療の充実に努めてまいります。

※PSCとは(以下、日本脳卒中学会より抜粋)

脳卒中は「専門性」と「時間との闘い」の2つの面を両立させる形で対応しなければならない疾患です。医療従事者のたゆまぬ努力で救急対応してきましたが、医療が高度化するに従って、住む地域によって対応できる医療レベルが大きく違ってくるようになりました。発症直後の迅速な治療が転帰改善の鍵となり、どこに住んでいても同じような治療を受けることができるような診療の「均てん化」を日本脳卒中学会は目指しています。

2005年に脳の血管に詰まった血栓を点滴で溶かすことができる遺伝子組換え型組織プラスミノーゲン活性化因子(recombinant tissue plasminogen activator:rt-PA、アルテプラーゼ)という薬剤がわが国でも使用できることになりました。適切に使用すると劇的な効果を示す場合もありますが、一方で、出血を起こしてかえって症状を悪化させることもあり、日本脳卒中学会はこの薬剤を使用できる施設や医師の基準(適正使用指針)を定め運用してきました

この薬剤による治療を24時間365日可能な施設がどこであるかを一般市民や医療従事者にも分かるようにするために、日本脳卒中学会は「一次脳卒中センター(PSC)」として認定し、公表することになりました。

[認定書]