リハビリテーション科
骨盤底筋リハビリテーション
骨盤底筋とは
骨盤底筋が弱まると・・・
頻尿になりやすくなる
排尿の回数が多い症状をいいます。
一般的には朝起きてから寝るまでの排尿の回数が8回以上といいますが、個人差があります。
過活動膀胱
急に排尿がしたくなり、我慢できず、トイレの回数が多くなる症状。尿が間に 合わず、漏れてしまうことがあります。(切迫性尿失禁)
尿漏れ
自分の意志とは関係なく尿が漏れてしまう状態。
リハビリについて
新しく2台の機械を導入しました!!!
リハビリ内容
医師の診察後、女性理学療法士が患者様のプライバシーに配慮して行います。
当院では、超音波検査(エコー検査)を併用しながら、効果的な筋肉の収縮運動が得られているかを、モニターしながら指導していきます。
※低周波用パッドは、衛生用品の為、個別費用がかかります。御希望の方はご相談ください。
個別にひとりひとりにあった骨盤底筋トレーニングの提案、実施を致します。
受診について
骨盤底筋リハビリテーションは完全予約制です。リハビリテーション 実施には医師の診察が必要ですので、まずは診察を行い、治療方針を決定した上で、リハビリテーション外来の日程を決めます。
リハビリの頻度:患者様の状態、相談に応じで決定します。
リハビリの内容:医師の診察後、女性理学療法士が患者様のプライバシーに配慮し、個別に一人一人にあった骨盤底筋トレーニングの提案、実施をいたします。
費用:3500円(税込) ※自費診療となります。
服装:動きやすい服装でご来院下さい。
※本リハビリテーションは女性の方を対象にしています。あらかじめご了承下さい。
お電話でのお問い合わせは・・・
▶ 痙縮リハビリテーション
痙縮リハビリテーションとは?
痙縮とは、手指が握ったままとなり開こうとしても開きにくい、肘が伸びない、足指が丸まってしまい歩きにくいなどの症状がみられます。痙縮による姿勢異常が長く続くと、筋肉が固まって関節の運動が制限され、日常生活に支障が生じてしまいます。また、痙縮がリハビリテーションの障害となることもあるので、痙縮に対する治療が必要となります。現在、痙縮の治療には内服薬、ボツリヌス療法などがあります。これらと合わせて筋肉の硬さを和らげるリラクセーション、縮んだ筋肉を伸ばすストレッチやIVESを使用した訓練を行っています。
対象疾患は?
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、頭部外傷、脊髄損傷による後遺症など
電気刺激装置IVESを導入
IVESは、筋肉が収縮したときに発生する電気信号を読み取り、読み取った電気信号を増幅して筋に電気刺激を与えることができます。ボツリヌス療法とあわせてIVESを使用し運動を繰り返すことで、痙縮のある手足の機能回復を期待し訓練に取り入れています。
▶ 高次脳機能リハビリテーション
高次脳機能障害とリハビリテーションについて
脳卒中や脳腫瘍、交通外傷などの後で、日常生活や就業、自動車運転など様々な場面で支障を来すことがあります。具体的には、集中力が続かない、忘れ物や段取りの悪さから仕事がうまく進まない、情緒が不安定で怒りっぽくなったり、場面に不適切な態度を取ってしまい、対人関係に支障を来たしてしまうなど、様々な症状を生じるのが高次脳機能障害の特徴です。
これらの高次脳機能障害は、患者様やそのご家族様だけでは病態を理解したり、解決する事が非常に難しい障害です。リハビリテーション科では様々な訓練を検討提案し、患者様の社会復帰を援助しています。
対象疾患は?
原因となる疾患は、外傷性脳損傷、脳血管障害、低酸素脳症、脳炎、脳腫瘍などであり、記憶障害、注意障害(集中困難、注意散漫、半側空間無視など)、遂行機能障害(目的に適った行動ができない)などが対象になります。
電気刺激装置IVESを導入
職場復帰を目指し、患者様の仕事内容に合わせた訓練を実施
例)パソコンでの書類作成
自動車運転再開に向けた視覚的注意課題
▶ がんリハビリテーション (Cancer Rehabilitation)
がんリハビリテーションとは?
食道・胃・肝臓・大腸・肺・乳癌、血液腫瘍や脳腫瘍などのがん患者に対して、治療後に起こりうる障害を見越した治療前からのリハビリを実施し、早期退院や生活の質(QOL)の改善に努めています。
対象疾患は?
がん治療のための手術、化学療法(抗がん剤)、放射線治療、移植が行われる方が対象となります。
がんリハビリテーションの目的
手術の前から身体機能の評価を行い、手術に向けたトレーニングを開始し機能障害の予防をします。手術後や化学療法などの治療により、機能障害や体力低下がある方へ、早期にベッドから起き上がる事をサポートし、日常生活動作(ADL)の回復を促します。
▶ 摂食嚥下リハビリテーション
摂食嚥下障害とは?
摂食嚥下障害は、飲み込み(嚥下)の障害です。原因は様々ですが、脳卒中や神経疾患、加齢、口腔外科領域の手術などにより生じます。摂食嚥下障害の問題として、上手く飲食ができないことで、食事量が低下してしまい、低栄養や脱水を引き起こしてしまう、食べ物が肺に入ることによる誤嚥性肺炎、窒息などが考えられます。
また、食事は身体に栄養を摂取するだけでなく、日々の楽しみの一つでもあります。“食べる楽しみ”を失ってしまうと、QOL(Quality Of Life:クオリティオブライフ=生活の質)の低下が起こってしまう事も大きな問題として挙げられます。
嚥下造影検査
リハビリテーション科医師と言語聴覚士が協力し、レントゲン透視下で食べ物を食べてもらい、嚥下動態を評価、訓練を立案します。
摂食嚥下障害に対するリハビリテーション機器
最新の訓練機器として、ジェントルスティム(干渉波治療器)を使用。
咽頭を刺激することで咽頭感覚を賦活させ嚥下障害を改善させることを目的とした電気刺激療法です。
▶ 呼吸リハビリテーション (Pulmonary Rehabilitation)
呼吸リハビリテーションとは?
肺炎、無気肺、肺腫瘍、胸部外傷や術後の患者、慢性閉塞性肺疾患等からの息苦しさによる、身体活動の制限や足腰の筋力低下を予防・改善することにより、日常生活動作(ADL)の向上を目指します。
対象疾患は?
肺炎、閉塞性肺疾患(COPD)、肺および上腹部(咽・喉頭、食道、胃、肝臓)術前後などの呼吸器疾患が対象となります。
医師の指示に基づいて、包括的呼吸リハビリが推進されています。薬物療法や食事療法とあわせ、患者様の呼吸状態をモニタリングしながら、運動で活動性向上や筋力増強を図ります。運動療法の流れとしまして、運動の頻度・強度・時間・種類を担当療法士が作成し、ウォームアップ、主運動、クールダウンの流れで、全身持久力や筋力の向上へ繋げます。
▶ 脳卒中リハビリテーション
脳卒中リハビリテーションとは?
脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・くも膜下出血・硬膜外血種・脳挫傷などの患者に対して、発症24時間以内の超急性期から回復期を経て、維持期や訪問までのリハビリを一貫して提供しており、ADLの改善や自宅復帰を目指しています。
対象疾患は?
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳外傷、脳炎、急性脳症(低酸素脳症等)、髄膜炎、脳膿瘍、脊髄損傷、脊髄腫瘍、脳腫瘍摘出術などの開頭術後、多発性神経炎(ギラン・バレー症候群等)、多発性硬化症、神経筋疾患、末梢神経炎(顔面神経麻痺等)、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、末梢神経障害などの方が対象となります。
最新装具・機器の紹介
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳外傷、脳炎、急性脳症(低酸素脳症等)、髄膜炎、脳膿瘍、脊髄損傷、脊髄腫瘍、脳腫瘍摘出術などの開頭術後、多発性神経炎(ギラン・バレー症候群等)、多発性硬化症、神経筋疾患、末梢神経炎(顔面神経麻痺等)、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、末梢神経障害などの方が対象となります。
▶ 心臓リハビリテーション (Cardiac Rehabilitation )
心臓リハビリテーションとは?
急性心筋梗塞、狭心症、心不全、閉塞性動脈硬化症などに対して、循環器医師とリハビリテーション医師を中心に、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士がチームとなり多職種連携のもと、薬物療法、運動療法、食事療法、禁煙指導などの治療を実施し、運動耐容能(体力)の向上、再発防止を行い、生活の質(QOL)の改善や健康寿命の延長を図っています。
対象疾患は?
心不全、心筋梗塞、開心術後、末梢動脈閉塞性疾患などの循環器疾患が対象となります。
心肺運動負荷試験(CPX)の検査
検査用の呼吸マスク・心電図・血圧計・酸素計をつけて、運動負荷(自転車漕ぎ)を行い、個人にあった適切な運動負荷量を評価します。運動は、薬と同じように医師に処方してもらいます。これを「運動処方」といい、運動の種類、強度、時間、頻度などを運動負荷試験に基づいて作成します。
▶ 整形リハビリテーション (Musculoskeletal Rehabilitation)
整形リハビリテーションとは?
人工関節置換術、大腿骨頚部骨折、脊椎系疾患、靭帯腱断裂、スポーツ外傷などの患者に対して、術後翌日よりリハビリ介入を開始し、退院後も外来にてフォローを行うことにより、社会やスポーツ復帰へつなげています。
対象疾患は?
整形外科疾患、大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節等の四肢の骨折、切断、変形
などの方が対象となります。
手術前後の早期リハビリテーション
手術前から手術部位以外の機能低下予防に努め、術後翌日から早期にリハビリを開始し、早期の機能回復を促し、短期間での退院へつなげています。
▶ 福祉用具選定・住環境整備
福祉用具選定・住環境整備とは?
身体が不自由になると、今まで当り前に出来ていたことができなくなったり、やりづらさを感じたりします。治療やリハビリをして、再びできるようになることが理想ですが、それが難しく生活動作に支障が残る場合があります。そのような時に杖や車椅子、電動ベッドといった福祉用具などを利用すること、自宅内に手すりの設置・段差の解消などの住宅改修を行い、動作方法を工夫することで、介助を受ける必要がなくなる場合があります。また、福祉用具には介助者が扱うための用具もあります。介助者が福祉用具を使いこなすことによって、在宅生活を長続きさせることができます。当院では専門知識を兼ね備えたスタッフが、患者様やご家族がいつまでも安全・安心かつ安楽に暮らせるように福祉用具の選定や使い方の説明、住環境整備の提案・助言を行っています。
対象疾患は?
自宅へ退院を希望されるすべての患者様・ご家族様・関係者の皆様