リハビリテーション科
2023年4月1日より回復期リハビリテーション病棟で
新しい取り組みが始まります!
担当セラピストの他にADL介入専門のセラピストが在中します
当院の回復期リハビリテーション病棟では担当セラピストだけでなく、ADLサポートチームに在籍するスタッフがリハビリ訓練以外の時間にもADLサポートを行います。トイレへの移動や食事、入浴や屋外歩行など患者様の状態に合わせた訓練を設定し患者様のADLやQOL向上を徹底してサポート致します。
ADLサポートチームによる取り組み(モーニングケア、イブニングケア)
回復期病棟におけるリハビリ介入は8:40~17:00までですが、ADLサポートチームが7:00~20:00までの間に患者様のADLサポートに介入します(2023/4/1~導入開始予定)。普段のリハビリは多くても1日の中で3時間しかありません。また個別リハビリの中で実施できるADLへの介入時間には限りがあります。そのためモーニングケア、イブニングケアを行うことで朝方や夕方などの時間帯でも介助が必要な方のできるADLをしっかりとサポートする事ができます。病棟生活では活動性や意欲の低下によりベッド上で過ごすが増えてしまう傾向にあります。病棟生活の中でもできるADLを積極的に実施していくことでしているADLへ変化させ健康で活動性の高い生活習慣を身につけていくことができます。
- できるADL:介助により行うことが出来る動作している
- しているADL:日常的に1人で行なえる動作
QOL向上への取り組み(QOL:生活の質)
入院生活では身体的苦痛や気分の落ち込みなどにより活動量が減り、生活の質も低下してしまう事があります。ADLサポートチームではQOL向上への取り組みとして『その人らしさ』を尊重し、患者様の個別性に合わせた生きがい、やりがいに対してのサポートも行っていきます。家庭内での役割(家事、仕事)、趣味や嗜好などを聴取しそれに近い形での訓練を実施したり、新しい活動を提供することを目的として手芸や家事動作(調理や洗濯)、屋外散歩(花見など)や外出訓練(公共交通機関の利用)などを積極的に実施することで退院に向けての目標を患者様と共有します。QOLに着目した介入を行うことで健康で充実した入院生活が行えるようサポートでき、各患者様の回復段階に合わせて安心して社会生活へ復帰できるよう病棟と協力しながらADLやQOLを高める訓練を行っていきます。