医療法人社団康心会 湘南東部総合病院

腎臓内科

スタッフ紹介

  • 細江 佳子
  • 徳田 崇利

当院の特徴

受診される患者様は高齢者が多く、慢性腎臓病(G3a-G5)の患者様が多く外来通院されています。当院の糖尿病内科と連携し、糖尿病性腎症の進行があれば当科も併診していきます。透析導入患者数は年間約15例あります。維持透析患者は約100名おられ、標準体重の管理や採血データに基づいた投薬についても学ぶことができます。当院はリハビリテーションに力を入れており、透析患者のリハビリテーションを目的とされる患者様も多く入院されております。アフェレーシスは、血栓症血小板減少性紫斑病(TTP)に対する血漿交換、クローン病および潰瘍性大腸炎に対するGCAP、術後PMXを適宜行っております。

慢性糸球体腎炎(IgA腎症、膜性腎症、膜性増殖性糸球体腎炎等)についても腎生検を施行できる準備を整えており、今後腎生検にて診断をつけ、ステロイドパルスや、CyA、CPAを含めた加療を予定しています。他院にて診断後の急速進行性糸球体腎炎等の糸球体腎炎について引き続いて加療を継続することもあります。

二次性では上記の糖尿病性腎症のほかには慢性関節リウマチ合併腎障害の患者様が多くおられ、また副腎機能不全症や中枢性尿崩症といった内分泌系の患者様もいらっしゃいます。

慢性腎臓病の患者様に合併する多彩な病態を診ることができ、IVH管理や人工呼吸管理の機会もあります。他科からは、急性腎臓病、薬剤性腎障害、電解質異常、栄養管理、周術期の補液管理などのご相談も多く、他科と協力して加療を行っています。

専攻医へのメッセージ

慢性腎臓病患者は、どの科へいったとしても必ず見る機会がある患者様です。腎機能に合わせた投与量調整や補液の考え方など、内科的な基本知識を学ぶいい環境と考えます。それぞれが目指す医療人になれるように、基本的なところからサポートいたします。

腎炎から透析まで、様々な段階の患者様に適切な治療を選択することができるようになります。